まさか、そこに店があるとは思ってもみなかった。
手に入れたフライヤーの地図を元に、そこと思しき場所に行ってみたものの、
どうにも店があるようには思えなかったのだ。
隣には謎のおもちゃ屋さんがある。
僕は意を決して、そのおもちゃ屋さんの店員に聞いてみた。
「このお店を探しているんですけど…」
すると、その店員はヤヴァぃことでも聞かれてしまったかのように、身をかがめ、そして小声で僕に囁いた。
「その階段を降りていきな!」
階段!?
確かに、おもちゃ屋さんの左隣には地下へと続く階段があった。
僕は「覚悟」を決めて階段を降りていった。
そう。
僕は「その先で見たものを」ここに書く、まさにそのために、この記事を書いているのだ。
いた…。
紛れもない。…DJブースには田中フミヤがいた…。
そして謎の歌謡曲が流れているダンスフロアーは既に最高潮をむかえていた。
よく見ると田中フミヤが操作しているのはターンテーブルとか、DJミキサーとかいった、ちゃちなものではなかった。
頭がどうにかなりそうだった。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったのだ。
そう。
それは、流しそうめんのミキシング・コンソールだったのだ!!
彼…田中フミヤはフェーダーの微妙な操作で左右の流しそうめんの「具材」をコントロールし、またピッチコントローラーで以って、それが流れる速さをコントロールしていたのだ。
そして!
そして…、その先には、あの石野卓球が全裸で口を開けて待ち構えているではないか!!
まさに地獄絵図。
僕はあっけにとられながら、それでもなんとか、流れる歌謡曲にあわせて踊り始めた。
意識が遠のいていくのを感じた…。
田中フミヤ with 石野卓球 - 伝説のパーティー
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