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Steve ReichのBoxセットの4枚目がMusic for 18 Musicians。
計68分にも及ぶこの作品は、Steve Reichの楽曲の中でも、個人的にかなり好きなものである。
朝もやに覆われた湖畔で静かに佇むかの如く、浮いては沈み、沈んでは浮くメロディー。
蟇蛙の鳴き声のように、深く広いベースの音(それがなんの楽器なのかはわからないが)
繰り返し、繰り返し、永遠に続く物語は、実際にそれを経験したものにしか語れないという意味において、実に叙情的であり、また叙景的でもある。
その経験が豊かであればあるほど、物語もまた豊かになるのだ。
従って万人に薦められる代物ではないが、音楽という旅を続ける中で、Steve Reichという名前に出くわしたら、是非とも手に取っていただきたい、そんな一枚である。
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