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松本大洋 - 竹光侍 (1) ・・・一夜明けて・・・

今日は朝気持ちよく目が覚めたので、軽くストレッチした後、焼き魚定食を食し、野良猫(彼女は野良猫でありながら、我が家に入り込み、ソファーで眠り、餌をほうばる)としばしの会話を楽しむ。

そして昨日はとても読めなかった竹光侍を開いてみた・・・。

おもしれ~!!

いや、最高じゃないですか!!これ!!!

何が面白いかって、まず今までの松本大洋の作品って、自己の内面を深く掘り下げていって、その結果としての相反する、しかし裏表のキャラクターをこしらえて、それを中心として物語を進めるって展開が常だったんですが、今回はそういった趣ではないんですね。

ユリイカで本人も言っていたんですが、自分の書くストーリーが固定化されてしまって、つまらなくなってしまったんでしょう。だから今回は原作を別の人(永福一成)に任せて、完全に絵に専念している。(もちろんお互いに気心の知れた間柄ですから、ストーリーも永福一成の一本調子ではなく、色々調整しての結果だと思いますが・・・)

竹光侍こと瀬能宗一郎は、身なりも怪しい長屋暮らしのお侍さん。

彼はまるで何者かに取り付かれているかのように、人間離れした身のこなしようで、長屋の子供からも「お前さんはなんぞにとりつかれておる。」なんていわれてしまいます。

そして自分でもそれを心得ているため、刀を質屋に入れて、変わりに竹光(竹を削ったものを刀身にして刀のように見せかけたもの)をさしているわけです。

彼はこれまでの松本作品におけるヒーローなんですが、これまでのヒーローが感じていたような苦悩といったものは、(少なくともここまで読んだ限りでは)感じていないようで、その代わりに、すごく達観した精神を持っています。

或る意味悟りを開いちゃっているんですね。

それで強く、美しいものには敏感な感性を持っていて、町ですぐれた侍を見つけるとその道場に勝負を挑みにいってしまう。

それも「たのも~!!」・・・なんてのりではなくって、頭を下げて、「是非お手合わせください」なんて頼み込むんですね。

でも、大抵の相手は肩書きやら世間体やら、純粋な強さ以外のものをしょいこんじゃってるから、瀬能宗一郎のような境地には達していないし、てんで勝負にならないわけです。

天才狂気というのは、過去から松本が扱ってきたテーマですが、その路線を踏襲しつつも、原作を永福一成が書いていることで、今までの松本作品とは違った読後感を与える。

いや、これは新境地ですよ!!

映画鉄コン筋クリートではじめて松本大洋に触れた人には、やっぱりなかなかお勧めできる代物ではないですが、これまでの彼の作品をすべからく読んで来たって人は、これもマストです。

は・・・早く続きが読みたい!!
竹光侍 1 (1)
竹光侍 1 (1)
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  • レーベル: 小学館
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