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Prozac Nation (私は「うつ依存症」の女)

エリザベス・ワーツェルのベストセラー自伝小説を元に、2001年に公開された映画Prozac Nation (私は「うつ依存症」の女)を今回は取り上げます。

クリスティーナ・リッチが主演のこの映画は、まず邦題のつけ方がなっていません

そもそもうつ依存症なる病名はありません。また、彼女はあきらかな人格障害であり、うつ病ではないと思います。

さらに、Prozac(プロザック)というのは第三世代の抗うつ剤(SSRI)の一つなのですが、うつ病だけに利く薬というわけではなく、パニック障害などにも処方される薬です。

従って、Prozac Nationという原題からうつの言葉を翻訳するのは必ずしも適切ではありません。

これは、日本のスタッフが当時社会的にも問題になっていたうつ病というタームを、ある意味わかりやすく、またエキセントリックに取り扱いたいが為につけた、意図的な(そして悪意に満ちた)誤訳であると思います。

さて、肝心の映画の内容ですが、特に見る必要もない、どうってことのない、ドキュメンタリータッチの映画です。(苦笑)

・・・では、なんでこれを取り上げたのかというと、いまさらながらに、90年代末から2000年代初頭にかけて、Prozac Caltureとでも呼ぶべき文化があったのでは、と思ったからです。

それはすなわち、前回の記事で取り上げたような音響作品が生まれるような、あるいはアートの世界でアルバ・ノト(カールステン・ニコライ)のようなアーティストが出てくるような、そんな文化に他なりません。

ドラッグサイケデリック・カルチャーアシッド・ムーブメントを起こしたように、SSRIに始まる抗うつ薬もまた、静かなムーブメントを起こしていたのではないかと思うわけです。

それは、決してメディアで取り上げられるようなものではなく、また誰が話題にするわけでもありませんが、ひそかに、しかし確実に世界に蔓延し、もしかしたら今もその中に我々はいるのかもしれません。

うつをはじめとする精神的な病と、それを治療するための薬、そして音楽、あるいはアートといったものを、Prozac Caltureという側面から取り上げてみると、意外な発見があると思うのは私だけでしょうか・・・。

あなたの立っているその場所。

ソコカラナニガミエル?

私は「うつ依存症」の女
私は「うつ依存症」の女
  • アーチスト: クリスティーナ・リッチ
  • 発売元: ハピネット
  • レーベル: ハピネット
  • スタジオ: ハピネット
  • メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/01/23
  • 売上ランキング: 47402

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